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オルミと思いが動き出すとき
ありふれた思いが、世界を変え始めたら? オルミといっしょに、ティーカップのオーケストラ、くつ下でいっぱいの木、庭に水をやる雲に出会えます。40ページを通して、想像が毎日の暮らしや人助け、自分の手でつくる楽しみと混ざり合います。
destiNATの音
ページの音楽
再生を準備中…
アイデアで頭がいっぱいの友だち
オルミには青と赤の毛、おなかの笑顔、そして本当になれる思いがいっぱいの頭があります。海を思いうかべるだけで、くじらに会いに行けます。ほとんど何でも生み出せるのに、自分で探検し、試し、だれかに出会うほうが好きなのです。計画は立てず、しょっちゅう気が変わり、自分でいるのが大好き。ぬりえの冒険では、ありふれたアイデアが遠くまで連れていってくれます。旅の色を選ぶのはあなたです。

物語に色を添えよう
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ありふれた思いが、世界を変え始めたら? オルミといっしょに、ティーカップのオーケストラ、くつ下でいっぱいの木、庭に水をやる雲に出会えます。40ページを通して、想像が毎日の暮らしや人助け、自分の手でつくる楽しみと混ざり合います。
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紙の飾りひもは、ずっと飾りひもでなくてはいけないのでしょうか? オルミとなら、へびに変わるかもしれません。クッションは空飛ぶ競争に参加し、普通の手押し車はかぼちゃの馬車に変身。次のアイデアで遊び方まで変わる想像力のお祭りで、40の場面に色を添えましょう。
Orumiをはじめ、いくつものキャラクターが登場するぬりえブックです。
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フィラ、ヌボ、オルミがいっしょに家を建てます。でも、思い描く家は三人それぞれ。オルミのアイデアで屋根が持ち上がり、クッションが宙を漂い、枝が家を通り抜けます。三人が互いの居場所をつくる40の場面に色をぬりましょう。途中には、ちょっとしたびっくりも待っています。
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フィラとオルミとリスボンの路面電車に乗り、アズレージョ工房を訪れ、シントラの宮殿を探しましょう。40ページの旅は、アヴェイロの運河、ポルトの橋、アルガルヴェの岩の海岸、マデイラの家、アゾレスの湖へも続きます。ポルトガルでの冒険のひと場面ずつに、あなたの色を添えてください。
destiNATの物語から
ぼくの友だちにはもう会った? よかった。今度はぼくの番。名前はオルミ。人間じゃないし、宇宙人でもない。ぼくにぴったりの言葉を探しているなら、辞書はいったん置いていいよ。いろんな人が試したんだ。いちばん近かったのは「変わってる」らしい。ぼくはそれで、けっこう心地いいんだ。
計画どおりにすることは、ほとんどない。いや、まったくない。何をするか決めて、準備を全部済ませて、それから始めるものらしいね。でもそんな準備が終わるころには、ぼくはきっと別のことをしたくなる。動く直前に決めるんだ。途中で気が変わることもあるよ。
あまり話さないけれど、たくさん考える。できそうな親切のこと。静かな海を残してあげたい、くじらのこと。たった今すばらしい冗談を聞いたみたいな顔をしている、オーストラリアのクオッカのこと。ときには、ある場所を強く思いうかべすぎて、次の瞬間にはそこにいるんだ。
自分の手で何かをつくるのも好きだよ。ある午後、森で色えんぴつを持って、花に色をぬり始めた。すぐ目の前に出すこともできたけれど、一枚の花びらを赤、もう一枚を青にしたらどうなるか見たかったんだ。顔を上げると、ページから花が生えていた。少し考えすぎたみたいだね。
青と赤の毛があって、頭にはくるんとした毛、おなかには笑顔がある。そう、おなかにね。顔の笑顔もぼくのだよ。ひとつじゃ足りなかったみたい。ふたつめを頼んだ覚えはないけれど、あるんだから、そのままでいいや。
たとえば今、バジルのパスタが食べたい。思いうかべて、足の指をパチンと鳴らすと、目の前に器が現れる。指を鳴らす必要はないよ。ただ好きなだけ。バジルはいい香り、パスタはあったかい。そこで、本当に大事なことを考えられるんだ。だれか、ぼくといっしょに食べないかな?
魔法使いだねって言われる。でも魔法の本も大なべも持っていない。薬に葉っぱを三枚入れるのか四枚入れるのか、覚えなくていい。考えると、そこにあるんだ。魔法の杖が必要なら、まず杖のことを考えるのを思い出さなくちゃ。そのあと、たぶんバジルの支柱に使うと思う。
前に、どうして大きな宝物や宮殿、一生必要なものを全部思いうかべないのって聞かれた。できるよ。でもお昼ごはんのあと、何をしたくなるかもわからない。夜は雲の上で寝転びたくなったら、宮殿はどうするの? それに、途中で何が起きるか知るのが楽しいのに、どうして出来あがった冒険がほしいのかな?
わかってる、わかってる。さっきお昼ごはんを出したぼくが言うことじゃないよね。いつもつじつまが合うわけじゃない。でもパスタは冷める前に食べるよ。
この前、くじらの歌はどんな音かなと考えていた。すると急に、まわりが全部青くなって、ずっと頭上で太陽の光がゆれ、大きな目が泳いで通り過ぎた。水はちょっと冷たかった。困るかどうか考える前に、オーストラリアを思い出した。次の瞬間には、あたたかい砂の上でクオッカの隣に座っていた。毛から水がぽたぽた落ちていた。彼女は出会いをとても喜んでいるようだった。
考えたことが全部、すぐ何かを変えるわけじゃない。そうだったら、話すたびにパスタが出てきちゃう。でも、あるアイデアはとてもはっきりしていて、世界が耳を傾けるみたいなんだ。次は何を聞くのかなって、気になることがある。
姿を変えるのは、それとは違う。花を思いうかべ、花びらを観察して、風にゆれる気持ちを想像できる。それでもぼくはオルミのまま。本当に変わりたいと心の中で決めたときだけ、自分も花になれるんだ。
それは心地いいけれど、同じ場所に立っていなくちゃいけない。一度、はちがとまってきたので、戻るのをもう少し待つことにした。はちには用事があったみたいだから。それから手足を取り戻して、友だちを探しに行った。ほかのものになる気持ちを知るのが好きだよ。自分でいるのも、とても好きだけどね。
怒り方はわからない。心配するのも、あまり得意じゃない。思いどおりにならなくても、たいてい別のアイデアが浮かぶ。でも、みんなもぼくと同じだとは思わない。悲しんでいる子がいたら、そばに座っていられるよ。すぐに言葉を考えなくてもいい。ぼくはおなかにまで笑顔があるからって、その子にも笑ってと言う必要はないんだ。
ヌボとフィラは、ぼくが急に消えることを知っている。まず行き先を伝えるのを、忘れないよう練習しているよ。とくに、いっしょのごはんがまだ途中のときにはね。一瞬で遠くへ行けるけれど、いっしょに歩くときは、ふたりの速さで歩くのが楽しい。見せてくれたかったものを見逃したら、残念だから。
ぼくのスタイル? それはまた別の話。ちょっとしたぶち模様、くるくるした毛、小さな貝がら、隣同士で楽しそうな色。何て呼ぶのか、だれにもわからない。人工知能だって、少し考える時間がいるらしい。ぼくはただ「スタイルなし」って呼んでる。気に入っているよ。何かを合わせる必要がないから。
どこから来たのか、正確には聞かないでね。思い出そうとするたびに、行ってみたい場所を思いうかべちゃう。答えはぼくも知りたい。いつか、いっしょに見つけられるかもしれないね。
今はぬりえブックに登場し始めたところ。ぼくの冒険を見つけて、あなたらしさを加えてほしいな。ぼくの毛を見て。今日は青と赤。でもあなたのページでは、どんな色でもいい。緑のパスタや紫の雲だって見てみたい。ただ、パスタのほうは、バジルをどれだけ入れたのか聞いちゃうかもしれない。
ぼくの話はこれくらい。少なくとも、今のところはね。ぬりえブックを開いていいよ。そのあいだに、どこから始めるか考えておく。あ、わかった……。

