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ヌボと世界のふしぎ
ヌボとスーツケースに荷物をつめ、世界の旅へ出発しましょう。ホイアンのランタン、ローマのピザ、ノルウェーのフィヨルド、ナザレの波に色を添えて。40ページの中に、有名な場所と、旅での小さな発見、出会い、おみやげがつまっています。
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再生を準備中…
世界を渡る旅人
ヌボは「青い流れ」のふしぎな道を旅します。顔には三つの星が輝き、スーツケースにはおみやげ、手帳には疑問がいっぱい。波や路面電車、ときには普通の扉ひとつから、新しい旅が始まります。

物語に色を添えよう
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ヌボとスーツケースに荷物をつめ、世界の旅へ出発しましょう。ホイアンのランタン、ローマのピザ、ノルウェーのフィヨルド、ナザレの波に色を添えて。40ページの中に、有名な場所と、旅での小さな発見、出会い、おみやげがつまっています。
Nuboをはじめ、いくつものキャラクターが登場するぬりえブックです。
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ヌボとフィラとポーランドを探検しましょう。ワルシャワの王宮広場から、トルンのジンジャーブレッド工房、クラクフの竜へ。それからマズーリの湖、タトラ山脈、カシューブィの刺しゅうへ。40ページに、さまざまな場所、自然、伝統、いっしょに発見するためのアイデアが登場します。
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フィラ、ヌボ、オルミがいっしょに家を建てます。でも、思い描く家は三人それぞれ。オルミのアイデアで屋根が持ち上がり、クッションが宙を漂い、枝が家を通り抜けます。三人が互いの居場所をつくる40の場面に色をぬりましょう。途中には、ちょっとしたびっくりも待っています。
destiNATの物語から
小柄でがっしりしていて、ほかのだれかと間違えることはまずありません。体を覆うのは、色の淡い、丸みを帯びた板状の殻。それを、黒くしなやかな組織がつないでいます。すきまには赤、少しの緑、古い木のような茶色が見えます。どの部分も初めから自分の居場所を知っていたように、きれいに組み合わさっています。殻は生まれつきの体の一部です。ヌボといっしょに育ち、ボードから転げ落ちた思い出も、ひとつやふたつではありません。
ヌボの頭の上には、砕ける直前の波のような、変わったとさかがくるりと伸びています。ふしぎな気配を感じて首をかしげると、とさかがかすかに震えます。なめらかで黒い顔には、明るい星が三つ。おもしろいことがあると、たいていいちばん小さな星から光ります。考えごとに夢中になると、光はやわらかくなります。友だちは、言葉を聞く前からヌボの気分がわかるようになりました。
やがてヌボは、そのふしぎな道を「青い流れ」と呼ぶようになりました。道は、水の上、雲のあいだ、ときにはごく普通の扉の向こうなど、いろいろな場所に現れます。遠い世界へ行けますが、いつまた開くのかは予想しにくいのです。だからヌボはメモをとり、目印を描き、帰り道を念入りに確かめます。とびきりおもしろい足を持つ生きものを見つけて、観察を中断することもありますが。
いちばん苦手なのは、待つことです。曲がり角の先におもしろそうなものが見えると、足がひとりでに歩き出します。それでも、振り返ることを学んでいます。とくに、もう少し時間が必要なだれかと旅をするときには。仲間が怖がっていたら、そばに座り、必要なだけ待ちます。新しい岸辺は少し待っていてくれます。ヌボは、初めての見知らぬ岸へ近づく前、ボードでどれほど長く座っていたか、よく覚えているのです。
ヌボには、足もとにも世界があるよとだれかに言われるまで、空を見上げているくせがあります。そこで下を見ると、たいていまた、どこかへ出かける理由が見つかります。岩の向こうに消えていく小道だったり、ほかのどれとも音が違う貝がらだったり。スーツケースを持った人たちがどこへ行くのか知りたくて、それだけの理由で路面電車に乗ることもあります。
ヌボは、海王星が見える遠い世界の話をします。覚えているのは、暗い海、明るい岸辺、岩の割れ目で歌う風。その世界を地図で示そうとすると、指はいつも、しるされた点と点のあいだで止まります。最後には肩をすくめます。どうやら地図を描いた人は、まだそこにたどり着いていないようです。
故郷で、ヌボは波から旅を学びました。水が障害物をよけて流れ、さっきまでいた場所へ戻る様子を、何時間でも眺めていられました。そして最初のボードをつくりました。少し幅が広すぎて、片側だけ重く、曲がるときにはずいぶん頑固なボードです。何度も手直ししながら、ときには頭まで水につかったほうが、よい方法が見つかることもあると知りました。
初めての大きな旅へ運んでくれたのも、そのボードでした。ある夕方、湾に厚い雲がかかっているのに、水面に細い光の筋が現れました。流れに逆らって動いています。ヌボはそれを追い、いつも波乗りのあとに休む石のアーチまで来ました。でも、その日は向こう側に見知らぬ岸がありました。砂の上には赤い石が並び、その上には月が二つ輝いていました。
ヌボはしばらく、ボードの上でまったく動けずにいました。それから慎重にこいで近づきました。砂にふれ、石をひとつ拾っておみやげにしました。アーチをくぐって帰る前に、見慣れない空を長いあいだ眺めました。翌朝には、似た光の筋を探し始めていました。もう放っておけないものを見つけたのだと、わかったのです。
旅を助けるのは、おなかで光る球です。その中では、ガラスに閉じこめた銀河のように、小さな光の点が渦を巻いています。近くで青い流れが動くと、新しい模様に並び変わります。ヌボは手帳の記録と比べて、その模様を読み解こうとします。間違うこともあります。海への道を見つけたと確信したのに、ブラシだらけの戸棚に着いてしまったこともありました。今でも、模様を読み違えたのか、最後の棚の奥を見る辛抱が足りなかっただけなのか、考えています。
ヌボの頭はよいアイデアでいっぱい。スーツケースは、何に使うのか自分でもうまく説明できないものでいっぱいです。最初の旅のなめらかな石、貝がら、何枚かの切符、また訪れたい場所のスケッチを持っています。星座と街の道筋の似ているところを見つけるのも得意です。でも、朝から脇に抱えている手帳を、半日かけて探すこともあります。
旅の途中には、地球にも来ました。波が大好きになりましたが、パン屋さんやエスカレーター、ベランダで花に水をやる人も、同じくらい長く眺めていました。きれいな貝がらを引き出しにしまう理由や、もう一日いられるのに海辺を離れる理由は、いまだにわかりません。何でも質問します。その答えが、青い流れより早く新しい場所へ連れていくこともあります。
今度はヌボが、あなたを旅にさそっています。見知らぬ星やおなじみの街、落ち着きなく動く海、そしてえんぴつを手に訪れるのがぴったりの場所へ。疑問はもうたくさんあり、丁寧に記録したアイデアもいくつかあります。きっとまた、手帳をどこかに置いたのでしょう。それでもスーツケースは扉のそばで待ち、顔のいちばん小さな星は明るく輝き始めています。

